腹ペコが老化を防ぐ「サーチュイン遺伝子」とは?

 

サーチュイン遺伝子とは

 

サーチュイン遺伝子とは“長寿遺伝子”、“若返り遺伝子”とも呼ばれており、欠損すると加齢症状に似た異常が出る遺伝子です。

 

・老化やがんの原因とされる活性酸素の抑制する

・病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化させる

・全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復する

など、さまざまな老化防止機能をもっています。

 

サーチュイン遺伝子を活性化させることで、内蔵や骨、筋肉だけではなく、肌や髪の毛などといった全身の老化の防止に効果があります。

 

この遺伝子は“ある方法”で活性化させることで、誰でも簡単に若くて健康な体を維持出来るんです。

 

 

 

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法

 

サーチュイン遺伝子を活性化させる方法。

それは「飢餓」になることです。

 

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飢餓というと、大げさな感じがしますよね。

しかし、わたしたち生命は飢餓に対して潜在的な恐怖を抱いています。

 

生命は飢餓の恐れが出てくると、繁殖できる環境が整うまで生殖力を温存しようとします。

 

つまり、サーチュイン遺伝子が老化を遅らせることで健康状態を維持させ、寿命を伸ばすよう体に信号を送るのです動物としての防衛機能と考えられますね。

 

 

ポイントは“腹7分目”の食事

 

サーチュイン遺伝子は、摂取するカロリーが減ることで老化防止機能のスイッチをONにします。

 つまり、適度な“空腹感”は老化を防ぐということです。

 

アメリカのウィスコンシン大学では、アカゲザル約80頭を使って20年という長い期間にわたりカロリー摂取制限の実験を行ないました。

 

食事を十分に与えられたサルは、老化により体毛が抜け、身体にもシワが多く、“老化現象”がみられました。一方で、少ないカロリーの食事を与えられたサルは、体毛はフサフサで肌にも張りとツヤがあり、若々しさに溢れていたそうです。

 

カロリー制限をしなかった群38頭のうち、死亡したのは14頭。カロリー制限をした群38頭のうち、死亡したのは5頭で、カロリー制限ありのほうが“長生き”であることが分かったのです

 

しかも、カロリー制限をしたサルの群では、がんや糖尿病、心臓病、脳萎縮などの疾病も少なかったそうです。

 

人間への効果はまだ学術的には証明されていまいようですが、少なくともサルに関しては、空腹を保つことで老化防止や若返りの効果をもつ可能性が高いと、この実験で証明されたのです。

 

 

野菜を食べるといい

 

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サーチュイン遺伝子を活性化するには、食生活のカロリー制限が必要です。

 

しかし、やみくもにカロリーを制限すると満腹感を得られにくく、続けるのはかなりキツイといえます。

そうした場合は、食事に野菜を増やす・置き換えるのがポイントです。

  

野菜は満腹感を得やすいだけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に摂取できます。また、フルーツなどいっしょに摂ることで、より栄養バランスを整えることも大切です。

 

 

適度な空腹をうまく楽しんで、いつまでも若々しくいましょう♩