まちがった鍋の調理方法で、栄養を捨てている人が多すぎる・・・!

 

 

こんにちは。めいたろ(@kusurino_ouchi)です。


まだまだ寒い日がつづいていますね。そんな寒い冬には、カラダも心もポカポカに温まる鍋が最高に合いますよね。しかも鍋って、とってもかんたんに作れるのに、野菜、お肉、きのこ類が豊富にとれたり、つみれにすれば魚だってとれちゃう、スーパー健康食品なんです。

 

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しかし、まちがった調理の仕方で、お鍋の栄養が半減している可能性があるんです。ということで今回は、ただしい調理法で、栄養満点のお鍋に仕上げるコツを紹介します。

 

 

 

白菜は洗ってから切る

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白菜を、切ってからお水で洗っている方いませんか?実はそれ、白菜の貴重な栄養をすべて水に流して捨てているのと同じなんです。

白菜を切ってから洗ってしまうと、その断面からビタミンCやカリウムが流れ落ちてしまうのです。ビタミンCなんかは特に、洗った瞬間ほとんど流れ落ちてしまうんだとか。なので、白菜は必ず洗ってから切るようにしてください。

 

白菜に含まれるビタミンCの健康効果

白菜に含まれるビタミンCは、レタスの約4倍といわれています。ビタミンCは、芯より葉の部分に多く含まれており、風邪をひきにくくする効果や、肌荒れなどに効果があります。

 

白菜に含まれるカリウムの健康効果

白菜に含まれるカリウムの量は、野菜の中で多い部類に入ります。カリウムはナトリウムを排出する働きがあり、そのナトリウムを排出することで血圧を下げる効果があります。また、余分な水分も排出するため、むくみの防止にも有効です。カリウムは水に溶け出すので、煮汁ごと摂取しましょう。

 

ちなみに、白菜の栄養をなるべく無駄にせず調理するには、大きめに切るのがポイントです。白菜は火を通すとかさが減るため、お鍋にたくさん入れちゃいましょう。

 

 

 

にんじんは皮ごと食べる

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一般的に野菜は、皮に栄養が豊富に含まれています。なので本来、野菜はできるだけ皮ごと食べる方が健康にはよいのです。


にんじんをお鍋に入れる際、ほとんどの方が皮を剥いてしまうと思います。星型や、ハート形の型抜きもありますよね。しかし、にんじんの皮の周りには、中心部と比べてβカロテンが約2.5倍も含まれているのです。また、ポリフェノールは4倍もの量が含まれています。

 

にんじんのβカロテンの健康効果

にんじんのβカロテンは、体内でビタミンAに変換されます。免疫力の強化や、がんの予防、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるなど、カラダの健康を保つうえで、とても大切な栄養素なんです。

 

ちなみに、お鍋や煮物には、皮付きの乱切りがよいとされています。

 

 

ネギは水にさらさない

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ネギの辛みを取るために、水にさらすのはよくある調理法ですが成分が水に溶け出してしまうので、栄養面からいうとおすすめできませんどうしても水にさらすのであれば、土や汚れを洗い流す程度で、できるだけ短時間にしましょう。

 

ネギに含まれる、アリシンやビタミン類は、加熱で失われるものの、まったくなくなってしまうわけではないので、思い切って加熱調理したものをたっぷり食べるのもおすすめです。また、肉や卵にはビタミンB1が多く含まれていて、アリシンはその吸収を助けるため、ネギと組み合わせて食べるのがおすすめです

 

 

きのこ類は凍らせておく

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きのこは凍らせることで、硬い細胞壁が壊れて、中にあるアミノ酸などが吸収されやすくなり、うまみがぐんとアップします。冷凍して自然解凍することで、細胞壁が壊れて柔らかくなりますよ。

ちなみに、きのこを水で洗ってしまうと、菌糸の間に水が入り込み、香りを飛ばし、食感がふやけたようになるそうです。なので、おいしくきのこを食べるためには、きのこは水で洗わないほうが良いと一般的に言われています。

 

 

汁を飲みきるのはNG

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鍋の汁っておいしいですよね。鍋の残った汁の中にごはんを入れて、雑煮にして食べる方も多いと思います。しかし鍋の汁を飲み過ぎることは、カラダの健康面を考えると、おすすめできないんです。

 

わたしたちの一日の塩分摂取量は、男性は8g、女性は7gとされています。市販の鍋の汁は約15gほど塩分が入っているため、汁を飲み干してしまうと、塩分の摂りすぎで高血圧を引き起こす原因になってしまうのです。塩分の摂り過ぎは、腎臓や心臓にわるく、突然死に繋がるので十分に気を付けましょう。