かわいいムートンブーツで足がゆがむ!?靴と健康の関係について
こんにちは。めいたろ(@kusurino_ouchi)です。
みなさんは、自分の足の形を意識したことがありますか?履いている靴によっては足の形を変形させ、身体のゆがみに繋げてしまうことがあるのです。
この冬ムートンブーツを履きつぶしている方、要注意ですよ・・・。
日本人の7割に「足首のゆがみ」
足は全身の土台であり、身体全体のバランスを決めます。しかし、日本の現状は約7割もの人が足になにかしらのトラブルを抱えているそうです。つまり、足はわたしたちのカラダの健康に深く関わっているといえるのです
そんな足の形の問題におおきく関わるのが“靴”。とくに、冬になるとよく見かける『ムートンブーツ』は足の形を悪くすると言われています。
ムートンブーツの問題点
ムートンブーツは、ソールや側面が柔らかく、型崩れしやすいのが特徴です。また、靴底がうすかったり、土踏まずを支えるアーチがないものが多いため、足を痛める原因につながってしまうのです。
1.靴の中で足がすべる
靴がゆるく中で足が滑ることにより、足の指やつけ根の辺りが圧迫されるため、魚の目やタコの原因になります。
足にでる害
靴ずれ・足痛・外反母趾・内反小趾・モートン病・タコ・ウオノメ・巻づめ・ハンマートゥ・足底筋膜炎・冷え症・むくみ
2.過回内足になる
ムートンブーツは、かかとが広がっており固定されにくいため、かかとの骨が内側に倒れすぎた『過回内足』になってしまいます。過回内足は足の変形だけでなく膝の変形にもつながるため、外反母趾・O脚・足底腱膜炎・変形性の膝関節症などを引き起こしてしまうのです。もともとその傾向がある人は、かかとが安定しない靴を履くことで、さらに悪化します。
カカト周りの関節が過剰に動きすぎている状態です。※足部の過剰回内足のアーチ構造を崩し、同時にスネの正しい角度や向きをいびつに変化させてしまいます。土台である足の骨格の崩れは、膝や腰をはじめ体全体にも悪影響を及ぼし、スポーツにおけるパフォーマンスの維持を妨げ、怪我や疲れを誘発します。
3.足への負担がでかい
通常、わたしたちの足はアーチ型になっています。しかし、ムートンブーツのように柔らかい靴や変形した靴では、そのアーチ型が作りにくくなってしまいます。アーチが作られないと足への負担は大きくなり、外反母趾や足底腱膜炎などさまざまな害を引きおこすのです。
弱い足の日本人が増えている
いい靴の条件は、かかと部分が頑丈で型崩れしないこと。靴全体がソフトな素材でつくられているムートンブーツは、かかとの部分も柔らかいため、長時間歩くとかかとの関節をしっかりと支えられず、足首がグラグラになってしまいます。
雨の日に、やわらかい長靴を履いたときのグニャっとして歩きづらい感触を想像してもらえれば分かりやすいかと思います。ムートンブーツで歩くときも同じようなことが起こっており、足だけにとどまらず、全身の骨格に悪影響を及ぼすのです。
現代の日本人の10代~20代の若い世代は、足の骨格構造が崩れた弱い足の人が増えています。だからこそ、自分に合った靴をはくことで足の骨格構造の崩れを食い止める必要なんです。
足のゆがみチェック
★靴底がかかとの内側だけ減っている人は、要注意です。
足首のゆがみは、ひざ痛や腰痛、肩こり、頭痛など、身体にさまざまな不調を引きおこします。足首の安定しないムートンブーツは、それを悪化させる可能性があるのです。かかと部分がしっかりしていて自分の足に合うこと、ゆるみがないこと、足首をしっかり支えてくれる強度があることは、ムートンブーツに限らずすべての靴に共通する重要なチェックポイントといえます。