「疲れた時には甘いもの」は、逆に体を疲れさせる!?

 

 

こんにちは、めいたろ(@kusurino_ouchi)です。

 

「今日は仕事がんばったから甘いものでも食べよう」という日、ありませんか?

 

わたし自身、がんばった日のご褒美として、だいすきなスターバックスのキャラメルフラペチーノを飲んでしまいます。甘いものって癒されますよね。

 

なぜ疲れた時は甘いものと言われているのでしょうか?甘いものには疲れをいやすリラックス効果でも得られるのでしょうか。

 

ということで、「疲れた時には甘いもの」が正しいのか調べてみました。

 

 

 

なぜ疲れを感じるのか

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わたしたちのカラダは、血糖値が下がると「疲れ」を感じやすくなります。

 

血糖値が低下する低血糖状態になると、体がだるく感じるだけでなく、眠気や頭痛、イライラといった症状が出ます。

 

低血糖によるカラダの症状

 

さらに低血糖状態に陥ると、吐き気、めまい、血圧の上昇、意識がもうろうとするなど重症にもなりかねないのです。

 

低血糖による症状を改善させるためには血糖値を正常に戻す必要があります。なので、カラダが足りないものを補おうとするため甘いものを欲してしまうのです。

 

 

なぜ“甘いもの”なのか?

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カラダが糖を必要とすると、はやく糖を吸収しようと脳から信号がでます。

 

なかでも甘い砂糖は消化吸収が早く、ブドウ糖と果糖となって素早く血液中に取り込まれます。

 

食べて数分のうちにブドウ糖は全身に運ばれて血糖値を上げ、わたしたちが活動するエネルギーの源となってくれるのです。

 

□甘いものは強力なリラックス効果もある

 

また、砂糖にはリラックス効果があることも分かっています。

 

精神を安定させる働きのあるセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸からつくられており、不安や緊張をやわらげるため心の健康によいとされています。

 

このトリプトファンを、脳内に優先的に取り込まれるよう動いてくれるのがブドウ糖なのです。

 

消化吸収のはやい砂糖がすばやくブドウ糖に変身し、トリプトファンを脳に運ぶ手伝いをすることで、リラックス効果をもたらすセロトニンが効率よく生産されるというわけです。

 

わたしたちが甘いものを欲する理由が分かってきましたね! 

 

 

甘いものの食べ過ぎはNG

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糖は大切な脳の栄養素なので、適量ならば脳によいと言われています。

 

しかし、甘いものをたくさん食べすぎると血糖値が急激に上昇し、すい臓から増えすぎた血糖値を下げる作用のある“インスリン”が分泌されるため、低血糖状態になってしまいます。

 

急激な血糖値の変動は逆にカラダが疲れてしまうので、甘いものを一気に大量にとるのはNGなのです。

 

□体内のビタミンまで消費してしまう

 

また、甘いものをカラダのエネルギーに変換するとき、多くのビタミンが必要になります。

 

定量を超えた甘いものを食べてしまうと、ビタミン類をムダに消費してしまうため、こちらも疲労の原因となってしまうのです。

 

 

血糖値をゆっくり上げるおすすめの食べ物

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甘いものから糖を摂取しても、血糖値はゆるやかに低下してしまいます。なので、いかにゆっくり血糖値をあげて長く持たせるかが重要になってきます。

 

ここでおすすめしたいのが

 

食物繊維を多く含むもの!

 

食物繊維が豊富に含まれている食べ物は消化に時間がかかるため、血糖値が急激に上がることがないためです。

 

前述したとおり、血糖値が急激に上がったり下がったりすると体が余分なエネルギーを使うため余計に疲れてしまいます。これを防ぐのが消化の遅い食物繊維が適しているというワケです。

 

□おすすめの食べ物&飲み物

 

おすすめは、干し芋やドライフルーツ、ナッツ類、ビタミンを多く含む果物など。

 

飲み物では、牛乳や豆乳、トマトジュースなどが疲労回復に必要なビタミン類も摂取できるのでおすすめですよ。