意外と怖い!高血圧のいろいろと予防・治療法

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こんにちは、みやぎです!

 

訪問していただきありがとうございます。

今日は高血圧について触れていきたいと思います。

 

1.高血圧とは

どんな病気?

 

ズバリ”血圧の高い状態が続く”病気です。

 

血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。

 

健康な人の血圧は?

収縮期血圧(心臓が縮んで血液を送り出したときの血圧。最大血圧)が140mmHg未満

拡張期血圧(心臓が広がったときの血圧。最小血圧)が90mmHg未満です。

 

 

病院などで血圧を測定したときに、

収縮期血圧は「上が高い(低い)ですね」

拡張期血圧は「下が高い(低い)ですね」

 

などと表現されることも多いと思います。

 

このいずれかが上回っている状態が、高血圧です。

 

通常ですと、血圧が高くても特徴のある症状は現れません。

症状が現れないのにも関わらず、からだの中では知らず知らずのうちに、高血圧の悪影響がじわじわと広がっていきます。

 

血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっている状態なので、治療せずにいると、血管が傷めつけられて老化現象が早く進んでしまいます!

みなさんご存じの通り、血管は全身に張り巡らされていて、血管のない部分というのはほとんどありません。

 

ですから高血圧の影響は全身に及ぶことになります。

 

意外と怖いですよ

 

合併症を引き起こす?!

血管がたくさんある所ほどその影響を受けやすく、具体的には、脳・腎臓・目の網膜などです。

 

あとは血液を送り出す際に負担がかかる心臓も、高血圧の合併症が現れやすい臓器で、それぞれ脳梗塞、腎不全、眼底出血、心不全などを引き起こします。

そうならないように高血圧と言われたら、血圧が高くならないように、気をつける必要がありますね。

 

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2.数値でみる

日本の高血圧患者は約4,300万人

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少し前のデータになりますが、平成22年に行われた厚生労働省による国民健康・栄養調査では、30歳以上の男性の60%、女性の45%が高血圧であるとされています。

 

年齢とともに高血圧患者は増えて、特に男性では30代でも5人に1人、40代では3人に1人が高血圧という結果です。

 

かなり身近な出来事となっていますね・・・(-_-;)

 


他の調査として、日本人全体として高血圧患者は約4,300万人いると推定されていて、日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況です。

 

圧倒的!!!

 


高血圧患者は男性で多い傾向にあり、特に50代以降は横ばいもしくは増えています。

高齢化に伴い、さらに高血圧患者が増加すると予想されています。

 

 

3.予防と治療

高血圧の予防と治療

メディアなどでもよく取り上げられることがありますが、塩分をとり過ぎると血圧が高くなります。

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なぜかというと、塩分のとり過ぎは血液の塩分濃度を高めるように働きますが、ヒトの身体はそれを防ぐために、細胞の中の水分を血液に移行させて、血液の塩分濃度が上がらないようします。そうなると、血液の量が増えます。

 

血液の量が多ければ多いほど、血管の壁には強い力がかかってしまう=血圧が高くなる、ということになります。また、塩分のとり過ぎは血管を収縮させるホルモンの反応を高めることでも、血圧を高くします。

 

ですから、高血圧の予防・治療には、減塩が第一です。

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太り気味なら減量を!

また、太り気味の場合は減量が大切です。肥満、とくに内臓脂肪型肥満では腹腔内の脂肪組織から血圧を上昇させる成分がたくんさん分泌されてきます。

 

ですから体重を適正にすると、血圧も正常に近付いてきます。そのうえ、糖尿病や脂質異常症高脂血症)などの改善効果も得られます。

 

これらの病気はすべて血管の障害を促す原因ですから、減量の効果は血圧を下げる意外のことにも良い影響を与えることになりますね!

 

カラダを動かして血圧を下げよう 

減塩や減量と同時に、からだを動かす習慣を身に付けることもお勧めします。

身体を動かすことは、体重管理のうえでも必要ですが、それとともに血行を良くして血圧を下げる効果があります。

 

ですが!血圧がかなり高い場合は、運動中に血圧が高くなり過ぎる可能性もあるので、無理は禁物ですよ。

 

生活習慣の見直しも!

その他には、禁煙を心掛け、アルコールの飲み過ぎに注意しましょう。

 

高血圧の一般的な治療目標とされているのは、最高血圧収縮期血圧)/最低血圧拡張期血圧)の順に、140/90mmHgです。

 

ですが、75歳以上の方では150/90mmHg未満と、やや上に設定されています。反対に、糖尿病がある場合や、慢性腎臓病で蛋白尿が出ている場合は130/80mmHg未満と、厳格に治療することが勧められています。

 

上記でお伝えした数値は医療機関で測定した値の目標値です。ご自宅等で測定した血圧の値は、通常ですと医療機関での測定値より5mmHgほど低くなるので、上記の数値から5を引いた値を目標値とします。

 

4.まとめ

皆さんの血圧は範囲内ですか?それとも基準値からかなり外れていますか?

もし後者なら、食事や運動など見直してみると、ご自身の生活スタイルも把握しやすくなると思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!!