1日30回で鼻呼吸に!『あいうべ体操』とその効果

 

 

日常生活で、呼吸を意識して過ごしたことはありますか?

 

わたしは友人の前で、「口あけっぱなしで寝ませんように…」と考える程度の、低い意識でした。もしくは、寝ている間に無意識に口呼吸をすることで、朝起きたときに喉がとても乾燥するのでイヤだなぁ…思うくらいです。

 

口呼吸の恐ろしいところは、”無意識”だと考えています。鼻呼吸が大切だということは頭にあっても、普段から呼吸を意識できている人はかなり少ないと思います。

 

その結果として、なんと日本人の約9割が、口から吸って口から吐く「口呼吸」になっているのだそう。

 

無意識にしてしまう口呼吸ですが、アトピーなどの各種アレルギー、インフルエンザ、うつといった病気を引き起こす原因のひとつとされているのです!

 

そこで生まれたのが『あいうべ体操』

舌の筋肉を鍛えることで口呼吸を防ぐことができる、簡単な舌の筋トレです。

 

 

さて、ここで1つ質問です。

あなたは口を閉じているとき、舌はどこに接していますか?

 

 

 

舌筋チェック

 

あなたの舌が、口腔内のどこに接しているかチェックしてみましょう。


チェック1: 口がい(口腔の上壁にあたる部分)

チェック2: 上あごの前歯

チェック3: 上下の前歯の間

チェック4: 下あごの前歯

 

☑選択した番号が多い方は、舌筋の力が低下しているので注意です!

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舌の本来の位置は、上あごにぴったりとついている状態です。

 

舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌の位置が下がってしまっていると考えられます。

 

舌の筋肉の低下は、

 

1:むし歯・歯周病口内炎・口臭

2:インフルエンザ・扁桃腺炎・気管支炎

3:いびき・睡眠時無呼吸症候群

4:アトピー性皮膚炎・関節リュウマチ・腎臓疾患

 

などといった、多くの病を引きおこす原因につながります。

 

 

口を閉じているとき、時々でいいので舌の位置を意識するようにしてみましょう。

舌の位置が改善されることで、様々な症状が改善していきます。

 

 『あいうべ体操』で舌の位置をもとに戻して、病気を予防しましょう!

 

 

あいうべ体操

f:id:kusurino-ouchi:20181210150432p:plain①のどの奥がみえるくらい「あー」と、大きく口を開く。

②「いー」と言いながら、頬の筋肉が両耳に寄るくらい口を横に広げる。

③唇を前へ突き出すように「うー」と言いながら口をすぼめる。

④最後に「べー」と言いながら舌を思いっ切り出す。

 

★①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けましょう。

声は出しても出さなくても、どちらでもオッケーです。

 

舌や頬が痛く感じるくらい、とにかく全力でやるのがポイント。

翌日に筋肉痛になったらむしろ100点です💮!!

 

 

そしてもう一度、舌が接している位置を確かめてみてください。

いかがでしょうか?

ほとんどの方が、舌が上がっていることを実感できると思います。

 

 

 「あ」「い」「う」「べ」の効果

 

あいうべ体操は、「あー」「いー」「うー」「べー」といった、ただ単に口の形をそのまま体操の名前に命名したのではありません。

 

なんと、一文字ずつに意味があるのです!

 

「あ」アトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気予防

「い」:インフルエンザなどの呼吸器系の病気予防

「う」うつ病などの心の病気の予防

「べ」:便秘などのお腹の病気の予防

 

あいうべ体操で心の病気にまで効果があるとは、おどろきですよね。

 

また、あいうべ体操で病気予防・改善ができるだけでなく、

舌の筋肉が鍛えられることで顔が引き締まり、小顔効果もあるそうです!

 

女性ならとってもうれしいはず♩わたしはかなりうれしいです。

 

 

今日から『あいうべ体操』をはじめて、健康寿命をのばしましょう♩